August
11








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July
29








Tomosophiaデモサイト(Jipanglish)と開発展望

 さて、第一回第二回第三回に続く4連載の最終回です。現在、投資家の方、共同創始者の方を公開募集していますので、ご興味のある方は最後までお読みください。
 これまで新プロジェクトとして開発中のTomosophiaについて長々と綴ってみましたが、私が運営している語学サイトJipanglishにまだまだ開発途中のTomosophiaを稼動させてみました。サイト内でTomosophiaを使ってできることは以下のとおりです。
  • サイト上部検索ボックスやメニューで語彙・文法・動詞パターンを検索でき、各ページで該当要素の例文をTomosophiaが自動生成する。データベースから読み込んでいるのではなくその場で自動生成しているので、各例文欄右端のリロードボタンで何度でも新しい例文を生成できる。
  • 各ページで使われているA.I.の性能はさまざまで、A.I.ステータスボタンでそのページのA.I.が文章を生成するのに使っている語彙・文法・動詞パターン(文型)を参照できる。
  • チャットモードボタンをクリックすると各ページのA.I.とチャットができる。ただし、このチャットはまだ擬似的なものでA.I.にユーザーからのインプットを分析して関連した返答をさせるアルゴリズムはまだ実装していません。A.I.とのチャットで得られる意思疎通の精度を、皆さんが今後のTomosophia開発の進行具合を測る指標となるように掲示しておきたかったので、この段階でチャットモードを設けました。もう少し開発が進むとよりまともな文で返答し始めるはずです。
  • smart.fmアカウントを使ってログインしていただくと、最低限の機能のみをロードしたA.I.をご自身で語彙や文法・動詞パターンを追加していくことで調節できるようになります。学習者の知っている単語と知っている文法、知っている文型のみを使って英文をランダム自動生成するA.I.体験していただくために設けました。作成したA.I.はユーザーホームページで稼動するようになっており、もちろんチャットもできるようになっています。現在の仕様では文構成要素を自由追加できるようになっていますが、今後開発が進むと学習アプリを通して実際に習得した要素しか追加できないようになる予定です。A.I.があなたの英語脳の生き写しのようになっていく感じです。
  • 最後に現在Jipanglishサイトで稼動しているTomosophiaは開発初期段階のプロトタイプ版で、文法規則の誤った扱いや、各要素に対する誤情報を(活用形の形が違うなど)多分に含んだ状態で稼動していることにご注意ください。完成版では完全な英文を生成する予定です。ちなみに2011年のローブナー賞を狙いに行く予定です。
July
28








Tomosophiaがもたらす空想Web4.0、人工Web智能

 新プロジェクトTomosophiaに関する4回連載の第三回目です。第一回第二回と堅苦しい内容が続いたので、今回は少し休憩の意味もこめてWebの将来についての空想的な話しをします。ただしこの話が空想に終わるか現実となるかは、技術を創って世の中の仕組みを変えていく開発者次第なので、今は空想に聞こえても本当の未来ではどう転ぶかわかりません。少なくとも私はそういう志で開発を続けて行きたいと思っています。
 さて、オライリーがWeb2.0を提唱したのはもはやずいぶんと昔のことで、現在は情報のための情報、すなわちコンピュータが私たち人間の発する情報をよりよく理解できるようなメタ情報規格の統一化とその解析技術の発展著しいWeb3.0セマンティックなWebの時代に入っているといわれますが、セマンティックWebの次に来るのはどんなWebだ?ということは色々な人が提唱しています。なかでもSeth Godinが2007年年初にこのブログ記事で提唱したWebの進化論が時を経て現実味を帯びてきているのではないでしょうか?Sethの提唱するWeb4.0の詳しい解説やそれについての私の意見等は省きますが、英語なので一応要約だけすると、セマンティックWebであらゆる情報を連結し始めたコンピュータが私たちの実際の生活のいたるところに利用され、私たちの思考をかつてない程によく理解したコンピュータが、より質の高い情報をWebの中だけでなくフィジカルな実世界でも常にベストな情報提供し続けてくれるということです。例えばスーパーで買い物しようとしたときに、本当にこのスーパーでこれを買っていいのか?こっちに同じ物でもっと安く手に入る場所があるぞ。などといった情報が何らかの媒体から自動的に流れてくるということです。また飛行機がキャンセルになったときにそれを知っているコンピュータ(携帯)が代替できるベストな便を教えてくれるというのも例としてあげています(同じ航空会社ではなく本当に世の中でその瞬間の自分のニーズに合ったベストなという意味です)。あらゆる情報を高度に連結したネットワークが私たちの生活に常に『serendipity(別のものを探しているときに偶然に素晴らしいもの・価値のあるものを見付け出す幸運のこと)』をもたらし続ける時代だといっています。普遍性・アイデンティティ・情報の連結がキーポイントで、『serendipity』をより高精度に実現するにはコンピュータが私たちのより詳細な情報を知ってあらゆる情報をセマンティックな技術の下に連結することができなければならない(もちろん私たち人間の許可を得て)。アイデンティティとより狭い範囲での情報の密接な結合・ローカル性にも言及しています。Twitterやまだその日の出を見ぬGoogle Waveといった技術に見られるような昨今のリアルタイムWebや地理情報取得技術の発達もこのWeb4を実現する技術体系の成熟化に一役買うでしょう。そしてこれらの情報を受信するために私たちが必要なのは優れたE-mailクライアント(私の考えではGoogle Wave)、ワープロソフトとそれらを使いこなす携帯電話(小型デバイス)だと言っています。この記事を始めて読んだときに私はあまり感銘を受けませんでした。彼の提唱していることが誰しもが想像に難くないWeb3.0の単純な延長でしかなかったからです。これらのアルゴリズムは既に私たちの生活の中でもかなりの部分がその姿を見せ始めています。彼はWeb4(.0は必要ないらしいです)は3.0と同時に進行しえるもので、今後はその精度と浸透度がどんどん上がっていくといったようなことを言っています。ちなみに楽天技術研究所が取り組んでいるサード・リアリティものもこのWeb4にかなり近いものがあるのではないでしょうか?
 まあこれは他の人が提唱していることなので置いておいて、今回は私の頭の中にあるもしかしたら、『そんな馬鹿なことがあるか!』とも思われるようなちょっと突飛なWeb4.0の提唱をTomosophiaに関連付けてしてしてみたいと思います。批判覚悟であえてする提唱なのでご了承ください。
July
28








スピーキング学習の秘訣とTomosophiaの応用可能例

 前回の記事に続くプロジェクト【Tomosophia】についての連載第2弾です。
 英語の学習方法やスピーキングの習得方法についてはありとあらゆる提唱がされていますが、ここでは私自身が英語と韓国語、2つの外国のスピーキングを生後環境に依存してではなく意図的な学習によって習得した経験から、スピーキング習得の必要事項を以下に列挙します。学習方法論についての議論や主張の根拠については別の機会に譲り、ここでは省略します。またスピーキングというと広義では発音やリスニング理解等も含まれますが、ここでは脳内で英文を構築できれば後は口から出せばよいという考えのもと、英文構築技術のみに焦点を置いて話します。英語学習を全体的に見た場合、私の持論としてはまず発音の学習が第一であると考えていますが、それについては昔smart.fmに書いたの二つの記事を参照してください。(読みにくかったらすいません。)また、昨年【Yahoo! Japan Internet Creative Award 2009】でデジタルハリウッド賞を受賞した英語発音マップを使うと、英語学習初期段階で必要と思われる、英語発音記号を基にしたの聞き分け練習ができます。(開発者は私です^^)
 以下が私の考える、学習者が高レベルのスピーキング技術を短期習得するために考慮すべき主要事項です。
July
27








プロジェクト【Tomosophia】 英語学習智能の開発

 『英語学習に革命を起こす』を理念に私が運営している語学サイトJipanglishで、初めてプロジェクト【Tomosophia】について発表したのはもう一年も前になります。今回このプロジェクトを本格的に始動させたので改めてその概要をまとめておきたいと思います。ちなみに色々書いていたら果てしなく長くなってしまったので4回の記事に分割することにしました。この記事はその第一回目です。ぐだぐだな記事をスキップして早く実物を見たいという方は、Jipanglishへ飛んでいただければTomosophiaのプロトタイプ版が稼動しています。まだまだ開発中なのでバグだらけで使い物になりませんが、どういったものかというのは体験していただけるかと思います。デモサイトについては第四回目の記事で詳しく書きます。

英語学習智能Tomosophiaとは?

 Tomosophiaとは簡単に言うと、最終的に
  • 人間の脳と同等かそれ以上の精度で存在可能な全ての英文をゼロから自動構築する
ことを目指して開発されている、英文生成エンジンです。世の中に存在しうるあらゆる英文を人間と同じように正しい文法と語法を使って生成できる、対話しても人間だかコンピュータだか区別の付かない人工頭脳と言い換えられましょうか。(コンピュータが完全にこれをこなしてしまうと実際には人間より遥かに優秀になりますが。)とまあ簡単に言ってしまうとどこそこの自然言語処理プロジェクトやMITのような人工知能研究所で、既に同種の遥かに高度なものが開発されていることを指摘されてしまうかもしれませんが、まず誤解を解くために自然言語処理の分野で語られる自然言語生成の役割を少し解説し、さらに既存の自然言語生成システムとTomosophiaが決定的に違う点をいくつか説明します。